6月は奈良県の郷土料理の「飛鳥汁(あすかじる)」と「わらびもち」を提供しました。
まずは「飛鳥汁」!

飛鳥汁とは、牛乳と鶏肉、季節の野菜が入ったおみそ汁のことです。
今から約1300年前の飛鳥時代に、中国の旧王朝である唐から牛乳と鶏肉料理が伝わり、貴族の間で食べられていたのが由来といわれています。
時代と共に庶民にも伝わっていきましたが、当時の牛乳は高級品だったため、牛乳の代わりに飼っていたヤギの乳(ミルク)を使っていたそうです。
みそ汁に牛乳!?と驚かれる方もいるかもしれませんが、
これが意外と合うんです。
牛乳が苦手な子も、完食している子が多く見られました!
こども達からは「美味しい!」の声があがり、中に牛乳が入っていることを伝えると、
「え!そうなの?!だから白いんだ!」
と驚く子や、
「僕はわかってたよ。だって白いだもん!」
と、自信気に教えてくれる子も。笑
続いて「わらびもち」です。

「わらびもち」は、わらび粉に水や砂糖を加えて加熱しながら混ぜ、冷やし固めた和菓子のことです。奈良県はわらび粉の名産地だあったことから、わらびもちが奈良県の名物になりました。
わらび粉は製造に手間がかかることや、取れる量が非常に少ないことから、とても希少価値が高い為、高級品となっています。
その為、市販のわらびもちは、さつまいもやタピオカなどから取れるでんぷんを使用して作られることが多くなっています。
今回、保育園では「片栗粉」を使って作りました。
暑い日だったこともあり、冷たいわらびもちは食べ進みがよく、こども達から大人気!
「ねえ先生!僕これまた食べたい!絶対また食べたい!」
と、強くリクエストする声も。笑
暑い日が続き、体力や食欲も落ちやすい時期ですが、
こども達が元気に過ごせるように、
食べやすく、栄養バランスの整った給食作りに励んでいきます。
管理栄養士:堀崎
