7月の郷土料理は、長崎県の「レモンステーキ」「ぬっぺ」「とりめし」を提供しました。

まずは、「レモンステーキ」。
「レモンステーキ」は、長崎県佐世保市で親しまれている料理です。
戦後、間もなくアメリカ海軍の基地が出来た為、早くからアメリカンステーキが食べられるようになりました。
そんななか、レストランで働く兄弟が「より、日本人の口に合うステーキを」とさっぱり味のステーキを考えました。
肉が焼きあがる直前にかける和風ソースにレモン果汁を加えたことから「レモンステーキ」と名付けられました。
本来は、牛肉を使用しますが給食では豚肉を使用し、こども達が食べやすいようにレモンも控えめに仕上げました。

次に、「ぬっぺ」です。
「ぬっぺ」は、諫早市に古くから伝わる郷土料理です。
里芋を中心とした根菜類を小さく切って煮たもので、汁にとろみがあることが特徴です。
とろみがついているため、冷めても美味しく食べることが出来ます。
「ぬっぺ」という呼び方は、里芋や片栗粉のとろみで【ぬっとり】することからきているとされています。
子ども達からは、
「野菜は、なにがはいってるかな?」
「こんにゃくが沢山入ってる!」
と、たくさんの具材を楽しみながら食べる姿がみられました。
とろみがあり食べやすかったのか、野菜沢山でしたが、食べ進みよく完食してくれる子が多かったです。

おやつには、
「とりめし」をおにぎりにして提供しました。
「とりめし」は、古くから伝わるおもてなし用の料理です。
昔から、盆や正月に男衆が育てた鶏をさばいて作るのが習わしで、現在でも基本的に男性が作るものとされています。
男性が作るご飯らしく基本のレシピは簡素で米と鶏肉があれば作ることが出来ます。
来月は、どんな郷土料理が出るのか楽しみにしていてください!
記:管理栄養士 阿部
