8月は沖縄県の郷土料理を提供しました。
・ししじゅーしー
・アーサー汁
・ゴーヤーチャンプルー
・きゃべつときゅうりのツナサラダ
~おやつ~
・ちんぴん(ちんびん)
・パイン缶
・牛乳
(※みどり色のメニューが郷土料理です)
ひとつずつ、ご紹介していきます。
まずは「ししじゅーしー」!

ししじゅーしーは豚肉と昆布が入った沖縄の炊き込みご飯です。
沖縄の方言で、「しし」はお肉、「じゅーしー」は炊き込みご飯を意味します。
給食ではしいたけと昆布の戻し汁を入れてご飯を炊き、
豚肉や水で戻したしいたけや昆布と野菜を別で炒めて調味料で味付けをし、
炊き上がったご飯に混ぜ込んで提供しました。
しいたけに含まれる「グアニル酸」、
昆布に含まれる「グルタミン酸」、
豚肉に含まれる「イノシン酸」の相乗効果で旨味アップ!
こども達からも大好評でした!
続いては「アーサー汁」!

「アーサー」とは、沖縄の岩場に生える緑藻のことをさし、
別名「あおさ」とも言われています。
あおさの香りを感じてもらえるように、
かつお出汁に醤油と塩のシンプルな味付けをして提供しました。
保育園ではあまり馴染みのない「あおさ」。
「わかめみたい!」
「なんかモジャモジャしてる~」
と、子ども達は興味津々の様子。
いざ食べてみると気に入った子も多かったようで、
「また出して!」
「今度はみそ汁に入れてほしい!」
とリクエストの声もありました。
続いては「ゴーヤーチャンプル」!

「チャンプル」とは沖縄の方言で「混ぜる、炒める」という意味があり、
野菜や豆腐などの食材を混ぜて炒めた料理のことをさします。
ゴーヤーは『夏野菜の王様』と呼ばれる程ビタミンが豊富に含まれていますが、
独特の苦みが苦手な方も多いのではないでしょうか。
保育園でもゴーヤーが出ると知り、子ども達からは
「ゴーヤー嫌!食べたくない!」との声が沢山・・・
今回は苦みを和らげるために、塩と砂糖で揉みこみ、
水にさらした後に、少し下茹でをしてから調理しました。
給食の時間に子どもたちの様子を見に行くと、
始めは嫌がって手を付けていなかった子も、
試しに食べてみると美味しく感じられたようで、
完食している子が多く見られました!
「ゴーヤー美味しいね!」
「僕、これなら生でゴーヤー食べられるかもしれない!」
との嬉しい声も。笑
提供前は子ども達が食べてくれるか不安でいっぱいでしたが、
気に入ってもらえたようで嬉しく思います。
おやつには沖縄のおやつ「ちんぴん(ちんびん)」を提供しました!

「ちんぴん(ちんびん)」は沖縄の伝統的なお菓子の一つで、
黒糖入りの生地をクレープのように薄く巻き、
箸からくるくると巻いたものをさします。
沖縄では旧暦の5月4日のユッカヌヒー(沖縄版の子どもの日)に
子ども達の成長と無病息災を祈る為に神仏にお供えされるそうです。
黒糖の優しい甘さで、もちもち食感のクレープは子ども達から大好評でした!
これからも、日本各地の郷土料理を提供しますので、
来月はどこの料理が出るのか、お楽しみに!

記:管理栄養士 堀崎